Bonjour ach

お役立ち情報

 

ゴロー先生のお悩み相談室

秋口のおねんね

ママの悩み

気温の変化も大きい時期、
寝る時の服装や着替えはどうするべき?

Q寝かしつける時は暑いけど、夜中や朝方は涼しいことが多い秋口。
赤ちゃんが寝る時の服装は、どう工夫してあげたらいいですか?
A 日本には四季があり、1年の中で大きく気温が変化します。冬や夏は、寒さ暑さ対策に用心しますが、秋や春は季節の変化が緩やかで、気温の変化に対する注意がおろそかになりがち。季節の変わり目は体調を崩しやすいものですが、中でも、夏から秋にかけての時期は、一番体調管理に気を付けなければなりません。なぜかというと、朝と昼と夜の気温の変化が大きく、冷えによって体調を崩しやすくなるからです。
 特に注意したいのが、気温差の激しい夜から朝にかけての体温調節。赤ちゃんが寝冷えしないようにと、少し暖かい服装にして寝かせるお母さんもいるかと思いますが、寝返りをうてる月齢の赤ちゃんであれば、多少薄着でも問題ありません。少しの寒さなら、寝返りをうったり手足を動かしたりして、自分で体温を調節するからです。逆に、服を着せすぎてしまうと、暑くても自分で服を脱ぐことができないため、汗をかいて熱を発散させようとします。そうすると、寝ている間に気温がぐっと下がり、その汗で体を冷やしてしまいます。ですので、朝冷え込みそうな時は、タオルケットのような薄手のもので体温調節をしてあげるのがおすすめです。この時、体をくるんでしまうと身動きが取れなくなってしまうので、手足が動かせるように、体全体にかぶせるように掛けてあげましょう。
 赤ちゃんが寝ている間に、暑くて掛け物をはぐこともあるかと思います。その時は、下半身に布団をかけてあげるといいでしょう。例えば、0~2カ月くらいの月齢の赤ちゃんなら、おなかまでおむつに覆われているのでそこまで心配ありませんが、1~2歳くらいになるとおむつも薄くなり、おなかが無防備になってしまいます。おなかが冷えて〝寝冷え〞すると、下痢をしたり、食欲が落ちたりと体調を崩しやすくなるので気を付けてあげましょう。赤ちゃんの月齢に合わせて、適したケアをしてあげてください。
 赤ちゃんは大人よりも、暑さ、寒さに敏感です。なぜなら、赤ちゃんは体重あたりの体の表面積が大人よりも大きいから。ですので、大人の体感温度よりも、赤ちゃんの方がもっと暑い、寒いと感じています。寝る時に限らず、季節の変わり目の体温調節に迷ったら、このことを思い出してケアしてくださいね。

(2015年9月号より)

ゴロー先生の本日のつぶやき

寝かせる時に服を多めに着せる場合は、汗をよく吸収する素材を選びましょう。また、エアコンを使用する時は、付けっぱなしで寝ない、一カ所に風を当てないこと。秋になるにつれ空気が乾燥してきますので、真夏の感覚のままドライモードを使って部屋を乾燥させすぎないように注意を。ただし、秋になっても湿気がちな地域もあるので、住まいの環境に合わせて調整してくださいね。

巷野悟郎(こうの ごろう)

巷野悟郎(こうの ごろう)

小児科医。東京大学医学部卒業。『赤ちゃんが書かせてくれた?小児科医からママへの手紙』(赤ちゃんとママ社)『こころがホッとするn e w育児法』(講談社)『0歳児・1歳児・2歳児のための乳児保育』(光生館)『保育保健の基礎知識』(日本小児医事出版社)など多くの著書を執筆。

バックナンバーはこちら