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ゴロー先生のお悩み相談室

耳掃除

ママの悩み

赤ちゃんの耳掃除は しなくてもいいの?

Q生まれてから一度も赤ちゃんの耳掃除をしていないのですが、ずっと放っておいて大丈夫?
とちょっと不安。実際、どうすればいいのでしょうか?
A そもそも耳あかはなぜできるのかというと、耳穴に空気中のホコリが入り込んでたまることがあり、耳穴の奥の粘膜になっているところにホコリが付着し、塊となって耳あかになります。耳あかが耳穴をふさぐほどたまると、音が聞こえづらくなったり、湿った部分にバイキンが繁殖してしまったりすることがまれにあります。そうならないために、耳の穴は清潔にしておかなければいけません。
 赤ちゃんの耳をのぞくと、時々、耳の入口に耳あかがついていることがあると思います。気になって、毎日のように耳掃除をしてあげるお母さんもいるかもしれません。でも、いつも神経質に耳掃除をしなくても大丈夫。なぜなら、耳あかは自然と耳の外に出てくることがあるからです。
 どうして自然と耳の外に出てくるのでしょうか? 大人もそうですが、耳の中には毛が生えていますよね。この耳の毛は外向きに生えていて、耳穴やアゴが動いたりすると、同時に中の毛も動いて、毛に絡まった耳あかを外へと追いやってくれるからです。これは、人間にもともと備わった自浄作用のひとつ。そうやって、鼓膜を守っているのです。
 赤ちゃんの耳穴は小さいので、大人ほどホコリが入り込むことはありません。基本的には、耳あかは放っておいて問題ありませんが、どうしても気になって取り除きたいときは、綿棒を軽く湿らせて耳の入口あたりでくるくるっと絡め取ってあげましょう。大人が使うような耳かき棒は、皮膚を傷つけやすいので使用しないでください。綿棒を使う時も、絶対に奥まで入れないように気を付けること。逆 に耳あかを奥に押し込んでしまいますし、赤ちゃんは突然動いたり暴れたりするので、大ケガ につながってしまう恐れがあります。おすすめのケアの仕方は、お風呂上がりに体をふくついでに、タオルで耳の穴の入口あたりを軽くふいてあげること。これなら誰でもできますし、安全かつ、清潔を保てます。
 滅多にありませんが、もし耳の穴をふさぐほど耳あかがたまっていたら、耳鼻科の医者の診断のもとに取ってもらいましょう。大人の感覚だと、耳あかを取ってスッキリさせたくなりますが、赤ちゃんの耳掃除は要注意! そう覚えておいてくださいね。

(2015年11月号より)

ゴロー先生の本日のつぶやき

自分で耳掃除をしていればわかりますが、人によって耳あかの性質は2つに分かれます。一つは乾燥していてカサカサした耳あか。耳掃除をすると粉っぽい耳あかが出るのはこちらのタイプです。もう一つは、ねっとりとした湿り気のある耳あか。赤ちゃんもどちらかに分かれます。どっちがどうということはありませんが、もし赤ちゃんの耳あかを見ることがあったら、自分の子はどちらのタイプなのかチェックしてみておくといいです。

巷野悟郎(こうの ごろう)

巷野悟郎(こうの ごろう)

小児科医。東京大学医学部卒業。『赤ちゃんが書かせてくれた?小児科医からママへの手紙』(赤ちゃんとママ社)『こころがホッとするn e w育児法』(講談社)『0歳児・1歳児・2歳児のための乳児保育』(光生館)『保育保健の基礎知識』(日本小児医事出版社)など多くの著書を執筆。

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